新年明けましておめでとうございます。
お正月、皆さんどのようにして過ごされていましたでしょうか。
僕はといえば正月から星の撮影に出掛け、極寒の中で望遠鏡を組み立て写真を撮っていました。
今はレナード彗星が見頃
今回なぜ元旦から出かけたのかというと、レナード彗星が見頃だということ。
レナード彗星とは2021年年始に発見された彗星で、12月頃から徐々に増光しており話題を集めていました。
そんなレナード彗星は現在夕方の西の空で見えるのですが、見頃なのは1月の最初までと言われています。
年末は天気に恵まれなかったことから、行くならもう年始しかないと思い元旦から出かけることになりました。
場所は比幾海岸
僕は愛知県近郊に住んでいるのですが、撮影に向かうのは決まって三重県南部。
今回向かったのは比幾海岸と呼ばれる、愛知県から一番行きやすくて近い(と思う)うえに空が暗い場所。
南側は完全に海になっており、街灯も全く無いためとても条件がいい場所です。
付近には公衆トイレもありますがあまりにも汚すぎるため、事前に近くのコンビニなどでトイレを済ませてくることをオススメします。
(コンビニまでは車で5分ほどかかります)
当日の服装
当日の気温は4度ということもあり、服装は完全防備で行きました。
上半身
montbell ジオラインEXP
montbell メリノウールM.W
UNIQLO クルーネック長袖
UNIQLO ウルトラライトダウンベスト
montbell シャミースライニングジャケット
UNIQLO ウルトラライトダウンジャケット
THE NORTH FACE マウンテンジャケット
下半身
無印 綿であったかインナー
montbell メリノウールM.Wタイツ
montbell シャミースパンツ
montbell ストームクルーザー
インナーは基本的に2枚重ねで防風対策もばっちりでしたが、これでも2〜3時間ほど外にいたら寒くなりました。
特に手と足先は冷えるため、この時期はカイロを持っていくことをオススメします。(今回忘れた)
到着、セッティング
夕日が沈む16時半頃に現地に到着。
高速道路はそれなりに車が走っていましたが途中からパッタリといなくなり、現地に着いても釣りをしている人が1人いるくらい。
皆さん伊勢神宮へ向かっていたようで、やはり元旦から星を撮りに行く人は少ない様子。
ちなみに今回持ってきた機材と組み合わせは以下。
星景写真用
EOS R6+EF16-35mm F2.8L III USM
望遠鏡用
EOS 6D markⅡ+ ED80SF
6Rは広角で風景も含めたレナード彗星の撮影を、6DmarkⅡはSXD2赤道儀も使って追尾撮影を試みます。
機材の組み立てについてですが、あまりの寒さと感想で組み立てが終わる頃には手がカチカチ+ひび割れ寸前に。
カイロ忘れたのは痛かった…
レナード彗星を撮影
肉眼で見ることはできませんでしたが、望遠鏡での撮影ではレナード彗星を捉えることができました。
一枚撮りで、Lightroomで尾を見やすくしトリミング。
画像も編集も荒いですが、自分で彗星を撮影できたことがとても嬉しいです。
R6の方は35mmで撮影したのですが、こちらは彗星の姿は捉えられず失敗でした。
オリオン大星雲を撮る
レナード彗星を撮り終えた後は、望遠鏡はオリオン大星雲を、R6は焦点距離を16mmにして様々な方向での撮影を試みました。
一枚撮りのオリオン大星雲。
本当は何枚も撮影して画像を編集して…と工程があるのですが、今回は一枚撮りで仕上げてみました。
色はLightroomで編集し、トリミング加工してあります。
星景写真
日が沈んで星が見えてきた頃、EOSR6と超広角レンズの方でも良い写真が撮れ始めてきました。
こちらは東の空に向けて撮影したもの。
オリオン座や、その周りにある冬の星座たちが見えています。
フィルターにはプロソフトンAを使って、1等星を強調させています。
今度は西の空。天の川もしっかり見えました。
まだ夏の星座はくちょう座の形もはっきり認識できます。
ISO6000でこの描写力…R6つよい。
右に写っているのはおそらく飛行機。
最後は、北から北東にかけての空。
真ん中にカシオペア座、中央右にぎょしゃ座の形が見て取れます。
右上にあるオレンジ色の星と星の集まりは、おうし座のアルデバランとすばる。
寒すぎて2時間半で撤収
撮影開始から2時間半ほど経った19時頃、寒さに限界が来たため撤収開始。
二日後には仕事も控えているため、無理は禁物ということで早めの撤退となりました。
次からは絶対にカイロ忘れないようにします…。
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