Base Ball Bear2019年秋から年末にかけて行われる「Guitar!Drum!Bass!Tour」
今年リリースされたEPポラリスと会場限定EP Grapeの二つを携えて回るツアーであり、タイトル通り3つの楽器のみでライブをする、バンド楽しい状態の彼らの熱量を存分に味わえるライブとなっています。
会場
大阪公演の会場は、おなじみのなんばHatch
増税によりドリンク代が600円になっていました。
また、今回は物販で2nd EP「Grape」のパッケージ版が販売。
前回のツアーのライブを収録したDVDと、3人のサイン色紙が付いた限定品です。
日比谷では物販が大混雑して現場が混乱していたみたいですが、大阪の先行販売ではスムーズに購入することができました。(終演後は多少混雑していました)
開演
17:00ちょうど開演
1曲目に演奏されたのはEPポラリスでも1曲目を飾っていた試される
この曲ができたのは今からほぼ一年前の11月
前回のツアーと同じくアウトロを少し長くしたようなアレンジが加えられているのはライブならでは。
2曲目はStairway Generation
3人のアレンジになってもリフは原曲とほぼ変わらず。
スリーピースのライブアレンジになって曲の感じが変わるのもいいのですが、こうしてアレンジが変わらないというのも曲を大事にしている感があっていい。
2曲終わり「こんばんは、Base Ball Bearです」と挨拶し最初のMCへ。
客席から「パパー」という声が聞こえ、思わず反応する堀之内さん
堀之内「いきなりパパはやばいね」
次にやるのは今お気に入りの曲と紹介して披露されたのは、今は僕の目を見て
EP「Grape」のリード曲であることからも、彼らがこの曲にかけた今の思いを感じ取ることができる。
ギタードラムベースツアーという名前にもあるように、今回のツアーは三つの楽器のみで回るツアー。
三つの楽器の音だけで比較的シンプルにまとまっているこの曲は、まさに今回のツアーを示している曲と言えます。
続いて始まったのはインディーズからの名曲、彼氏彼女の関係
昨年の対バンツアー大阪でキュウソオカザワさんが一緒に演奏したい曲として挙げていましたが幻に終わった曲。
イントロなどは原曲通りでしたが、ギターソロはほぼ別物のアレンジに仕上がっていました。
続いて披露された不思議な夜は、ギターソロもほぼ原曲と変わらないアレンジに。
C2の曲って最近演奏されることが少ないので、この選曲は嬉しい。
演奏を終えると2度目のMCへ。
今回のツアー、小出さんには訪れる土地をしっかり観光しようというコンセプトがあるそうです(今まであまり観光をされていなかったそう)。
毎回その土地に関係する話をしていたそうですがこの日は日帰りで観光できなかったため、最近あった面白い話をすることに。
その内容は関根さんがiPhoneを6から11に変えたこと(曰く5段階アップ)、イヤホンの変換ケーブルを2メートルの移動で紛失する、その変換を自分で探さず堀之内さんが探してあげていたなど、主に関根さんいじりでした。
そんな風に(面白おかしく)自分たちの旅はこれからも続いていんだな、というようなそんな曲です。と言って始まったのはポラリス。
堀之内さんがサビで「大阪ー!!!」と叫んだり、ドラムソロではCD版と違ってドラムソロ部分が追加されていたりと、ライブアレンジでより洗練された感じになっていました。
Flame、Summer Meltといった季節をかんじさせるしっとり目の曲が続いたかと思えば、次はまさかの選曲ダビングデイズ
まさかここでダビングデイズが聴けるとは…突然のレア曲に驚きが隠せない。
続いて堀之内さんの「大阪行くぞ!」という叫びで始まったPARKでも、場内は大きな盛り上がりを見せる。
3度目(本編最後)のMC
関根さんに今年終わるけど何かあった?と小出さんがフると、レーベルを立ち上げたことの話に。
お客さんから見たら何か変わったか分かりづらいけれど、自分たちは体制が変わったしより作品を純度よく届けられるようにしているとのこと。
今回の会場限定CDも実は販売するためには色々制約があるらしく、今回ようやく実現したそう(過去にはyoakemae演奏後その音源を即CD化して販売するという試みもありましたが)。
そしてライブはクライマックスのコーナーへ。
自分たちの決意(の曲)として披露したchanges 、3人編成で初の演奏となる十字架 You and Iと続いていく。
ちなみにここから先は5曲連続で間髪入れずに曲が続きます。
実はchangesはこれまで一度もスリーピースアレンジで演奏されてこなかった曲。
イントロが始まった瞬間「ついに解禁された!」という感覚になりました。
ギターソロは原曲とはまた違ったものになっていましたが、それ以外の部分はほぼ原曲通り。
十字架 You and Iは4人時代のときの歌い方(シングルそれってfor誰のボーナスディスクにライブ盤が収録されています)よりも原曲寄りの歌い方に。
ギターソロ前に小さなドラムソロも入れつつ、3人版のアレンジに変化されていました。
EP Grapeの中で最も激しいGrape Juice、ライブ定番曲LOVE MATHEMATICS、そして久々かつ3人では初披露となるCRAZY FOR YOUの季節へ。
最後は秋を感じさせるセプテンバー・ステップスで春夏秋冬すべての季節を歌い、ステージを後にしたのでした。
18:26本編終了
アンコール
18:28 アンコール開始
まず演奏されたのはThe End
3人になった直後のライブではアンコールの最後に演奏されていたため、当時のことがとても印象に残っています。
「終わりはそう終わりじゃない」という歌詞にもあるように、これからも旅は続いていくという曲。これからもバンドを続けていって欲しい。
MCではベボベにしては珍しく、グッズ紹介とベボ部紹介の話に(寸劇を交えた)。
堀くんの「説明しよう!」という声がめっちゃ良い声でした。
ちなみに新作についての話があり、小出さん曰くレコーディング中とのことでした。
現在かなり多忙であるらしい。ツアーが終わる頃には完成して新作とリリースツアーの発表がされるでしょうか。とても楽しみです。
アンコールの最後はドラマチック
ライブ版はいつもボーカルとギターだけのサビから始まるのですが、今回はそこにドラムとベースの音も追加。
既に3人編成で演奏された曲も進化し続けていることを感じられるライブでした。
18:42 終演
終演
「Guitar!Drum!Bass!Tour」というタイトルにもあるように、今回は三つの楽器のみで廻るツアー。
関根さんの武器であるチャップマンスティックも封印し、今回は完全に各々のライブ力のみで勝負されているように感じたツアーでした。
何より最新EPの曲たちが音数少なめのシンプルな構成であるため、このツアーの雰囲気にとても合っている。
新作についての話もありましたが、次回はどんな作品になるのでしょうか。
今後のベボベの動向にも目が離せません。
セットリスト 「Guitar!Drum!Bass!Tour」大阪公演
Base Ball Bear
「Guitar!Drum!Bass!Tour」大阪公演
セットリスト試される
Staiway Generation
(MC)
今は僕の目を見て
彼氏彼女の関係
不思議な夜
(MC)
ポラリス
flame
summer melt
ダビングデイズ
PARK
(MC)
changes
十字架 You and I
Grape juice
LOVE MATHEMATICS
CRAZY FOR YOUの季節
セプテンバー・ステップスアンコール
The End
(MC)
ドラマチック(イントロにサビ追加)
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