今年最後の買い物として、Maison Margielaのコートを購入しました。
洋服にこれだけの買い物をしたのは人生初。
今後一生着るコートと出会うことができました。
Maison Margiela ウールビスコースコート
今回購入したコートがこちら。
とてもシンプルな形状で、見た目はステンカラー、形はラグランコートになっています。
色は僕が購入したブラックと、ネイビーの2色。
公式サイトではウールビスコースコート、またはニーレングコートという名称で販売されています。
肩回りの形状は、ラグランスリーブ。
これにより肩回りが動かしやすく、袖回りも大きいためたくさん着込むことが可能。
ラグランスリーブは肩回りの形状を隠すことができるので、僕みたいに華奢な人や肩回りがガッチリしすぎている人に最適です。
首裏には定番のナンバリングタグ(四つタグ)。
そしてタグの上あるチェーンの装飾は、マルジェラのほとんどのコートに見られる特徴。
装飾なのでこれを使って壁などにコートをかけることはできないので注意。
ボタンは比翼仕立て(フライフロント)なので、ボタンを閉めるときっちり見えます。
フォーマルとカジュアルのバランスが絶妙なコートです。
ICONS(アイコンズ)ラインから販売
このコートは、2021年から始まったマルジェラの新ラインICONSからの販売されました。
シーズンやジェンダーレスにとらわれない時代を超越したスタイルを定義するラインで、年代や性別関係なしに使えるシンプルなアイテムが多いのが特徴です。
もう一つの特徴が、ナンバリングタグの4と14両方に〇が付けられている点
4…女性のためのワードローブ
14…男性のためのワードローブ
すなわち、ジェンダーレスのワードローブということになります。
そしてもう一つアイコンズラインであることを象徴するのが、ボタンに施された赤糸のM字刺繍。
赤色がシンプルな中でのワンポイントになっており、分かる人だけに分かる拘りです。
ちなみにフロントボタンの中でM字赤。刺繍があるのは、一番上のボタンのみ。
細かいですが、内側のボタンにも一つM字刺繍。
Décortiqué(デコルティケ)とは
デコルティケとは「皮をむく」「剥ぎ取る」という意味。
2017年のコレクションで多用された手法で、デコルティケは近年のアイテムにも多く使われている特徴があります。
デコルティケが使われている部分は襟。
黒なので分かりづらいですが、よく見ると外側の生地が破れて内側の生地が見えているように見えるようなデザインになっています。(ネイビーの方は内側が黒なので分かりやすさが顕著)
細かいですがこうしたデザインにより、シンプルながらも他にはない唯一無二のコートとなっています。
実際に着てみた
コート:Maison Margiela(36)
シャツ:+J(M)
パンツ:UNIQLO(28)
スニーカー:Maison Margiela(40)
実際に着てみたのがこちら。
170cm瘦せ型で最小サイズの36を着用。丈感は膝くらい(ニーレング)
自分の体形だと、最小サイズでもほんの少しゆとりのある見た目になりました。
一つ上の38も試着したのですが、袖の長さや見た目が少しだけビッグシルエット寄りになりました。
サイズが一つ違うだけで見た目がかなり変わるので、できることなら試着してから購入することをおすすめします。
極上の着心地
コートの素材はウール48%、ビスコース52%で構成。
着心地はとても軽く、長時間着ていても疲れません。
軽いのですがとても丈夫で、防寒もしっかりしています。
裏地はビスコース100%
ツルツルして肌触りがいいので、着るたびに嬉しくなってしまいます。
気になるお値段は…
僕は実際に店舗を訪れて購入したのですが、税込で387,200円でした。
今まで購入してきたアイテムの中でも最高額です。
しかしこれだけのデザイン性と細かい部分、生地感、重さ、着心地、丈感など、すべてが完璧なコート。
40代、50代と年齢を重ねていけも着ていける、本当の一生物ってまさにこのコートのようなものではないかと思います。
年月を重ねたときにどんな風に着こなしているのか、どれだけ経年変化させることができるのか。
このコートとともにカッコよく歳を重ねていきたい。
海外正規品
387,200円で全サイズ販売中。
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