夏真っ盛りの8月、ついにBaseBallBearがオンラインライブを行うことが発表されました。
しかも今回のライブはファンクラブサイトベボ部の会員限定で、ライブ会場もベボベの聖地とも言える下北沢GARAGE
超プレミアムな時間になること間違いなしなこのライブの模様を、今回は書き記しておきます。
開演
8月25日21時開演。
時間になると画面が変化し、下北沢GARAGEのステージが映し出される。
既にメンバーもステージ上でセッティングしており、今回はいつものSEでの登場は無くそのままライブが始まる模様。
メンバー3人が普段のライブ通りに目を合わせて演奏の準備ができると、すべては君のせいでからライブスタート。
5月〜6月にYoutube上で行われた仮想ライブでも演奏された曲であり、半音下げ+3ピースでアレンジされまた違った印象が与えられる。
2曲目は不思議な夜
夜21時配信のライブという普段あまりない時間帯での演奏ということもあり、生配信ならではの特性を活かした選曲に心揺さぶられる。
曲が終わると「こんばんは、Base Ball Bearです」と挨拶し、最初のMCへ。
ベボベは5〜6月にかけてYouTube上で毎週違った曲をアップロードするという形で仮想ライブを行なっており、今回はそれとはまた違った配信でのライブという位置付け。
おまけに今回はFC(ファンクラブ)会員ベボ部限定であり、プレミア感満載のライブ。
しかし新しいマネージャーがファンクラブのことをFC(エフシー)というのがツボに入っているらしく、それをひたすらイジっていく様子がいつものアットホームなライブ空間を作り出していました。
今回ライブをするにあたってリハでメンバー同士4~5ヶ月ぶりに再会したこと、無観客だけれど緊張しすぎてもう一度最初からやり直したい(堀之内以外)ことなどを一通り話し終え、次の曲へ。
ライブ用のイントロで始まったのはshort hair
Aメロから最初のサビあたりまではトラブルなのかギターの音量がほぼ聞こえない(自分はそう感じた)にも関わず演奏が成立していたのは、リズム隊の演奏力や元々の曲の強さあってのこそだということを感じさせる。
続いて演奏された転校生は、かなり久々の披露。
この曲は仮想ライブでも演奏されていたものの、その時と比べるとテンポも速くなりライブ感満載の雰囲気を持つ曲へと変化していた。
やはりライブあってこそのベボベだと思わされます。
ここでもう一度MC
フロントの2人がまだ緊張している話になると、たしかに演奏中2人がこちらを向いてくれないということに気付く、ドラムス堀之内大介。
小出祐介曰く、これは無観客配信ライブの特性であり、お客さんがいないので演奏がひたすらストイックになっていくしかないためだという。
今回は配信のため普段のベボベのライブとは構成も大きく異なっていて、画面の向こうで見ていて飽きない構成になっているとのこと。MCの間隔が短く感じるのはそのためか。
しかしそんな話も徐々に脱線していき、堀之内大介の髪がどんどん長くなっているため(切りに行けてないそう)次のMCで断髪しようという話になったり、
夏フェスが恋しいけれどセミはメンバー全員苦手という話になったり、
スタッフの笑い声が普段こんなに大きかった(有観客だと聴こえない)と気づいたり、
先輩フルカワユタカにMCで話の山を欲しがりすぎるなと言われていたが今既に5〜6山積み上げてしまっていると語ったりと、いつものベボベトークに持っていく。
このあたりは有観客でも無観客でも変わらないようです。
ようやくトークが落ち着き、「次の季節に想いを馳せながら次の曲へ」として始まったSummer meltとセプテンバーステップスは、この時期にぴったりな選曲。
ゆったりとした演奏が夏の終わりを彩っていく。
そして小出裕介のサビの弾き語りから始まったどうしようは仮想ライブでも演奏されており、スリーピースになったことでまたアウトロにはギターソロが加えられるという作りに変化。
3月にスクールオブロックに出演した際、卒業したとーやま元校長がベボベの数ある曲の中で一番好きと語っていた曲。
きっととーやま元校長はこの曲の部分だけ4兆回見返したことでしょう。
ここで3度目のMCへ。
ここ数年ライブ本数が増加していたけれどそれがぱったりと無くなってしまったことに触れる。
本来ならC3を引っ下げての全国ツアーが行われ、Zeppでの対バンライブも秋に行われる予定だったはず。
いつ同じ形でツアーがまた再開できるか分からないし配信がメインになっていくのか分からないけれど、とりあえずやってみよう!というのが今回のライブであると配信に至った経緯を説明。
今後また配信をやるか現場でのライブを再開するか、これからのことは既に検討中であるということで多くのファンを安心させる。
ライブもクライマックスのゾーンへ突入し、L.I.LやGrape juice、そしてポラリスと、最新アルバムC3の曲たちが続いていく。
特にL.I.Lは今回が初披露。
LIVE IN LIVEを略したタイトルが付けられたこの曲こそ、今回の配信に最も適した曲。
聞こえるか 聞こえるか
最高の瞬間 見えそうじゃん
触れそうに 届きそうに
生きているのさ さぁ、おいで
またライブハウスで最高の瞬間を見届けられるように。
これからもまた会えるその日を夢見ながら、生きていこうと思いました。
またこういう形で配信、その先には現場のライブで、また来年の夏は次の曲のような夏の風景に会えたらなと
そして最後に演奏されたのは線香花火
夏の終わりにぴったりの選曲で、3ピースでのアレンジは初。
全力で歌いきり、サビでファルセットが出ないほど声は枯れてしまっていたけれど力強く歌う姿に心打たれました。
そして曲が終わると堀之内大介はいつものライブ通り台に乗りジャンピングドラム。
いつもと変わらない、彼らなりのライブを終えました。
ライブ終了
久々の人前でのライブとなったBase Ball Bear
配信でも全力でライブする彼らの姿を見届けることができました。
そして次のオンラインライブも決定し、次は最新アルバムC3の再現ライブ。
リリースツアーが全公演中止(延期)となったこともあり、全曲聴ける次の配信は見逃せないライブになることでしょう。
セットリスト
『 LIVE IN LIVE~IN YOUR HOME,MY HOME GROUND~』
すべては君のせいで
不思議な夜
(MC)
short hair
転校生
(MC)
Summer melt
セプテンバーステップス
どうしよう
(MC)
L.I.L
Grape juice
ポラリス
senkou_hanabi
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