最近、BIGMAMAの配信ライブを久しぶりに視聴しました。
前ドラムが抜けてしまったのが自分の中でかなりショックで、その後配信ライブが何回かあったものの全く見れずにいたため(ユニゾンのFTHオンラインで見たのが唯一)、まともなワンマンを見るのは2年前のロックラツアー以来でした。
久しぶりに見たBIMAMAのライブはどんなものになっていたのか、久々のライブレポです。
開演
いつもの第9のSEと共にメンバーが登場。
サポートメンバーを含めた5人が定位置に着くと、カッキーのギターがかき鳴らされる。
1曲目で演奏されたのは、ちょうど一年前の母の日にリリースされた、BIGMAMA流の希望の歌ことセントライト
昨年は母の日ライブが行われなかったのですが、その代わりに当日からこの曲が配信リリース。
2年ぶりの母の日ライブはこの曲で幕開けとなりました。
2曲目以降はライブアンセムが続き、POPCORN STAR、Weekend magicなど盛り上げる曲の連発。
POPCORN STARでは真央ちゃんがカメラの前に近づいたりと、配信ライブならではの演出でライブを盛り上げていきます。
3曲終わると「BIGMAMAですよろしくお願いします」と挨拶。そして画面が暗転し、The Vanishing VrideのSEが流れると、そのまま同アルバムの次の曲Flame outに行くかと思いきや、Swan Songへ。
意表をついたかのようなセットリストに、画面の向こうではあるけれど思わず微笑んでしまう。
いつもよりも長めのギターソロや、次に続くBlinkstoneの真実をへと続いていくセッションも、ライブならではの流れ。
そして今回のライブ一番良い選曲だなと思ったのが、ここからの曲たち。
SPOON DIVING 、737 3rd Ave, RT 10017を挟んでレインコートになれたなら、Ghohst Legなど名曲が続いていきます。
これらの曲はどれも金井王子の言葉のセンスが輝いている名曲。
匙を投げるという言葉から着想を得たり、「あなたのレインコートになれたなら」「涙は急に止まれない」という美しい造語が散りばめられたりなど、アルバム曲ではあるけれど何度も聴くうちに名曲だと感じるスルメ曲かと思います。
昔の曲はやらないままここまで来ましたが、続いて演奏されたのはかくれんぼ。
なんとこの日演奏された、最も古い曲となりました。つまり、ここから先は比較的新しい曲が続いていきます。
そして今回久しぶりに演奏されたFrozen Diamond ~漂う宝石~やJelly Miens。こちらはリリースツアー以来の披露でしょうか。
久しぶりにJelly Miens聴きましたが、ライブだとキーボードの音が目立つので後半からバイオリンが入ってきて曲の雰囲気が変わるのが良い。
色んな曲を聴いていくと、BIGMAMAは本当に良い曲が多いと気付かされます。
高音の花のワルツからは、ビスたんが前に出てきて5人並んでの演奏スタイルに変更。
「とびっきり暗い照明でお送りします」として始まった週末思想では、その言葉通りメンバーが見えるか見えないかくらいかの絶妙な暗さの画に。
曲の雰囲気に合わせた演出はきっと現地で見たら美しいのだろうけど、こうして映像でさまざまな角度から見るとさらに美しい。
あとビスたんが途中バケツ叩いて音出していたのが面白かったです。有観客だと席によってはこうした演出が見えないこともあるのですが、配信だとしっかり見えますね。
「全国のお母さんに送ります」と言って始まった母に贈る歌は、アコースティック編成での演奏に。
ここ数年は母の日でも演奏されることがなかったため、こうして披露されるのがすごく嬉しい(しかもアコースティックスタイル)
真央ちゃんとビスたんの寸劇を挟んでるのがとてもかわいかったです。
通常編成に戻ると、新曲Best Friendを披露。
ハンドマイクでステージ上をところ狭しと動き回る金井王子、その動きに釣られて笑ってしまうカッキー、真央ちゃん。
ビスたんは表情はわからず、安井さんは黙々と弾いていた。
その次に演奏されたNameless Star、天国の花は枯れないへと続いていく流れは、最近発売されたEPの曲順を踏襲しているかのよう。
The Naked Kingに続いていくか!?と思いきや、ここで挟んでくるNo.9
No.9といえば前ドラムの咆哮が印象的でしたが、なんと同じタイミングでビスたんも咆哮。
ちょっとバケツ上げて口出してたの面白かったです。
「ここから先は5人でBIGMAMAです!」と短く挨拶し、最後の曲PRAYLISTへ。
この曲は、BIGMAMAにとっての決意の歌。
新しい冒険を 始まりを始めよう
という歌詞が今この瞬間とマッチし、新生BIGMAMA始まりにふさわしい締めくくりとなりました。
終演
4人のBIGMAMAの終わり、そして新たなBIGMAMAの始まりとなった、母の日ライブ。
この一年、前任のドラムが偉大すぎてサポートを入れて活動している彼らを受け入れられずにいましたが、このライブや終演後に発表されたコメントなども見て、今はとても彼らが今後どうなっていくかが楽しみでなりません。
いつかまた武道館をやってくれる日を願って。
これから再び始まるBIGMAMAを、応援していきたいと思います。
セットリスト
BIGMAMA Zeep Tour 2021
「What a Beautiful Life!~美しき我が人生をご自宅用~」
セットリスト
セントライト
POPCORN STAR
Weekend Magic
The Vanishing Bride
Swan Song(ギターソロ長め)
BLINKSTONEの真実を(冒頭セッション)
SPOONDIVING
737 3rd Ave, RT 10017レインコートになれたなら
Ghost Leg
かくれんぼ
Frozen Diamond ~漂う宝石~
Jelly Miens
高音の花のワルツ
週末思想
母に贈る歌(アコースティック)
愛はハリネズミのように(アコースティック)
Best Friend
Nameless Star
天国の花は枯れない
No.9
The Naked King
PRAYLIST(アウトロ長め)
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